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2009年2月 6日 (金)

ピロリ菌

日本ヘリコバクター学会は1月23日に「胃がん予防のため、胃の粘膜に細菌ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)がいる人は全員、薬で除菌することを勧める。新指針では、ピロリ菌が胃粘膜にいる状態を「ヘリコバクター・ピロリ感染症」と位置づけ。除菌は胃潰瘍(かいよう)の治療や胃がん予防に役立つなど、「強い科学的根拠があり、強く勧められる」と発表した。 http://www.asahi.com/science/update/0123/TKY200901230405.html

日本では約5千万人がピロリ菌の感染者といわれる。除菌には通常、抗菌剤など3種類の薬を1週間のむ。

Medical tribune(2009年1月26日掲載)によると、除菌対象者をH.pylori陽性者すべてに拡大。

H.pylori除菌の適応疾患とエビデンスレベルでは

疾患名                    エビデンスレベル

胃・十二指腸潰瘍                   Ⅰ

特発性血小板減少性紫斑病(ITP)         Ⅰ

萎縮性胃炎                       Ⅰ

機能性ディスペプシア                 Ⅰ

早期胃がんに対する内視鏡的治療後胃      Ⅱ

胃過形成ポリープ                    Ⅱ

逆流性食道炎                      Ⅱ

胃MALTリンパ腫                    Ⅲ

鉄欠乏性貧血                      Ⅲ

慢性蕁麻疹                       Ⅲ

*Ⅰ:システマティックレビュー/メタ解析

  Ⅱ:1つ以上のランダム化比較試験

  Ⅲ:非ランダム化比較試験

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