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2011年2月

2011年2月21日 (月)

「かごしま大カルデラ」

2011年2月20日

鹿児島県立博物館 何十年ぶりだろう、ここに足を踏み入れたのは 高校生の頃、ここは図書館だった。よく自習室として使わせてもらった。それにしても学校の成績悪かったな。

「かごしま大カルデラ」

新燃岳の噴火に合わせた企画展であろう。

http://www.pref.kagoshima.jp/hakubutsukan/event/kikaku2010-caldera.html

「カルデラは巨大噴火によってマグマだまりが空洞になり,大地が落ち込んでできた地形です。私たちの住む鹿児島には,加久藤,姶良,阿多,鬼界の4つの巨大なカルデラがあります。これらのカルデラを出現させた巨大噴火の特徴,自然が創り上げた溶結凝灰岩やシラスなどの特有な地形や私たちの生活と関わりのある鹿児島の石の文化などについて紹介します。また,火砕流などの火山の噴火に伴って変化し,火山地帯の生活に適応できた鹿児島の動・植物を取り上げ,厳しい環境の中で巧妙に,たくましく生き抜く姿などを紹介します。」

参考図書に石黒耀(いしぐろ あきら)氏著「死都日本」 が置いてあった。気づかない人の方が多いだろうな。私も最近、知って読んで、火砕流や土石流の怖さを心配している。

散歩でよく歩く岩屋公園(川辺町)の磨崖仏の岩壁も姶良カルデラの溶結凝灰岩と写真入りで紹介され驚いた。こんな企画が学生時代にあったらもっと 地学を好きになったに違いない。タイムリーでありながら 多くの人にはあまり知られてない?

私自身は博物館に足を運ぶ機会が増えそうである。

映画「Hereafter」

2011年2月19日

映画「Hereafter」

http://wwws.warnerbros.co.jp/hereafter/index.html

監督 Clint Eastwood

主演 Matt Damon

映画のタイトルがまずわからなかった。「hereafter」日本人に耳なじみのない英単語ではなかろうか(英検2級の私 知りませんでした)。「来世」 a life after death. 映画のタイトルが「彼岸」や「来世」では合わなかったのだろうか。

Matt Damon(1970-)現在40歳。ハーバード大学中退。Clint Eastwood監督の「Invictus:負けざるもの」でアカデミー助演男優賞にノミネートされたいい役者である。美男子ではないのに、なぜか惹かれる。

映画は、東南アジアのリゾート地、パリ、サンフランシスコ、ロンドンを舞台に それぞれ違う場所に登場する3人がどう結びついて、話が終結するのかやきもきさせる。霊媒の能力を有する主人公がその才能に逆に悩まされるのであるが、最後の場面では、その才能が無くなり、幸せをつかむ。いい作品であった。封切日であったが、観客動員は相変わらず思ったより少ない。

シベリア抑留展

2011年2月20日

鹿児島市県立文化センターにて開かれていた「シベリア抑留展」最終日に拝見した。

南日本新聞で資料展のことが書かれている。

http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=30383

シベリア抑留のことに詳しいのではないが、山崎豊子著「不毛地帯」を読んで、捕虜となられた日本兵が凄惨な思いをされたであろうことが記憶に残っていた。敗戦後60年余り、その当時、20歳であった方が85歳。多くは80代後半以降で、なんとか日本に帰ってこられた方でも鬼籍に入られた方のほうが多いと思われる。 主人公のモデルとされる瀬島龍三氏をどう思っておられるのか伺うこともできた。広用紙にマジックで書かれていたりして、読みにくさが多少あったが、主催者は高齢者の方で,ほとんど公的後援もなく 手作りでされているものとお見受けした。戦後生まれの我々は、戦争体験の語り部たちの言葉をどのように子々孫々に受け継いでいったらいいのであろう。無関心な人がどんどん増えてくる。

ソ連は日ソ不不可侵条約を敗戦間際に、一方的に破棄し、降伏した日本兵を捕虜として過酷な環境下で重労働を科した。また、日本固有の領土であった北方領土(4島)を占領し、現在に現在に至る。盗人猛々しい国である。政治・行政に関わる方も積極的に参加・応援して欲しい企画である。