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2011年5月 9日 (月)

庚申地蔵

Img_2288 加世田の益山八幡神社には「庚申地蔵」があった。

説明文には「昔、庚申(かのえ さる)の日に、身を慎む庚申信仰があり、その一環として貞享2年(1685)に建てた。」

「庚申信仰」とは?

「中国の道教では、人中に潜む「三尸の虫(上尸=頭、中尸=腹、下尸=足)は、庚申の夜、人が眠りにつくと天に昇り、天帝にその罪を告げ、天帝は罪の軽重に応じて、その人の寿命を決めていくといわれる。そこで、長生きを願う人々は、この日は眠らずに夜籠して身を慎んだという。
これが日本に伝わり、奈良時代末頃から貴族を中心に定着した。夜を徹するための趣向を凝らしたさまざまな遊びは、「源氏物語」「枕草子」「栄華物語」などにも描かれている。」

このことを知ったときに香港の旧正月の話の中の「竈の神様」を思い出した。

「Most Chinese families have a picture of the Kitchen God. A week before Chinese New Year he goes for "home leave" to heaven and there reports to the Jade Emperor on the doings of the household. He returns just in time for the New year's celebration-the most important of all Chinese festivals」

中国の旧正月の風習は長崎でも見られるが、日本の庚申信仰、もう後世に伝えることが私の周りでは難しくなってるようだ。

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