不活化ポリオワクチン
以前NHKの ニュースで、ポリオ経口生ワクチン(OPV:oral polio vaccine)による稀な副作用で、ポリオになった子供さんが報道されていた。
5月24日南九州市でも、生ワクチン接種が行われた。お話した親御さんからは、どなたからも不活化ワクチンのことを聞かれなかった。欧米を含め先進諸国はほぼ不活化ワクチンで、お隣の中国でも不活化ワクチンへの切り替え中。韓国は不活化、北朝鮮・モンゴルは生ワク。厚生省の認可が下りないのか、国の対応のまずさが残念でならない。一般国民で、このことを知るひとは少ない。医師のある割合は知っている。
米国疾病対策予防センターCDC(center for disease control and prevention)の勧告によると、米国では2000年1月1日から全州で「不活化ワクチン」になり、生ワク(OPV)はもはや勧められないと勧告している。
日本では、1981年以降、野生株によるポリオの発症は幸いにしてなく、日本で現在 発症するポリオはワクチン関連麻痺。数十万人に1人の発症。まさにロシアンルーレット。
Albert Sabin博士が開発したこの生ワクチンの果たした役割は非常に大きいことは十分理解している。
不活化ポリオワクチンを日本で、鹿児島で受けようとしたら、大変面倒である。鹿児島で接種できる医療機関あるのかしら?輸入不活化ワクチンの副作用に対する公的補償体制も不備である。
まさに生ワクチン(OPV)が悪いことが知りながら、それに関わる厚生省、自治体、医師など悪いと知りながら「不作為の作為」 怖いことである。
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