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2008年6月27日 (金)

de Quervain病

「ドケルバン病」、厚生省病名は「ドゥ・ケルバン腱鞘炎」初めて聞く病名である。手首の腱鞘炎。

http://www.tanakageka.com/lecture/dequervain/

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-11771-storytopic-1.html

パソコン、裁縫、ピアノなど手をよく使う人に見られる腱鞘炎。NHK「きょうの健康」2006年5月号(「けんしょう炎」川崎市立病院 堀内行雄副院長)に載っていた。

手関節の腱鞘は親指側にあり、この部分に起こる腱鞘炎を「ドケルバン病」といい、親指を広げるのがつらくなります。

診断法として、

Finkelstein's test(フィンケルシュタイン テスト):母指を内側に入れて、握りこぶしをつくり、手首を小指側に曲げると痛みが生じる。

治療法は

1)局所の安静、

2)髄鞘内局所麻酔入りステロイドの髄鞘への注射。

3)上記治療で治らない場合は手術(髄鞘の切離、腱の開放)

整形外科医にとっては どうも ありふれた疾患のようですね。

「ドケルバン」というのは人の名前で、Wikipediaによると

http://en.wikipedia.org/wiki/DeQuervain's_syndrome

Frintz de Quervain(1868-1940)はスイスの優れた外科医で、「de Quervain's thyroiditis」(ウイルス性呼吸器感染症の後にしばしば起こる、亜急性、非細菌性甲状腺炎) という疾患も発見している。「内分泌疾患診療マニュアル」(日本医師会)によると この疾患は40歳以上の女性に好発し、感冒症状に引き続き、有痛性の甲状腺腫大を伴い、頻脈、多汗、体重減少が見られます(一過性甲状腺中毒症)。

パソコンのキーボードを叩く機会の多い自分も親指の使い過ぎに?気をつけないといけない。

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