炭化木
10月12日(月)体育の日。晴れ時々曇り。
「炭化木谷(たんかぼくだに)」
D先輩からの電話で聞いた地名が、うまく聞き取れなかったことが、気になっている。1週間前、高千穂河原から矢岳、竜王山に登り、炭化木谷へのルートを探したが、標識がわからず、断念。それならば、逆の新湯側からアプローチ。
新燃岳、獅子戸岳の鞍部に向かう途中、二つ目の川を渡ったところに、「炭化木」の標識に気づいた。
「1716~17年に新燃岳で起こった噴火の時に、火砕流にのみ込まれて、立ち木のまま炭になった木」とある。
約300年の歴史を感じさせる。1716年というと7代将軍徳川家継の死により、吉宗が8代将軍に就任し、元号が正徳(しょうとく)から享保に代わっている。
炭化木は普通の炭と比べて、断片が薄い感じがするが、言われないと 肉眼では見分けがつかないだろう。
こういうのは「放射性炭素年代測定」法を用いて、年代を推定しているのであろうか?
新燃岳、獅子戸岳の鞍部から大幡山に向かって、「炭化木谷」「竜王山」へのルートを探したが、今回も見つからなかった。「炭化木」に出会えたのは、「炭化木谷」を2週続けて探している私に神様からのご褒美に思えた。
コメント