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2009年2月 9日 (月)

肺炎球菌莢膜抗原

肺炎で入院された方が尿中肺炎球菌莢膜抗原陽性で、肺炎球菌による肺炎が考えられ、抗生剤治療で改善した。

喀痰一般細菌培養検査は有意菌 陰性であっただけに、この検査は有用であった。

肺炎球菌性肺炎患者の尿中抗原陽性率は感度80%、特異度 90%台。

http://www.eiken.co.jp/modern_media/backnumber/pdf/MM200506_01.pdf

尿の検査で肺炎の原因として調べられるのにレジオネラ抗原がある。レジオネラの場合、喀痰培養検査の陽性率が低いだけに有用である。こちらは、24時間風呂や温泉施設で多発したことが報道されたことを記憶している人もいると思う。

日本呼吸器学会による成人市中肺炎診療ガイドラインでも、肺炎の検査として、肺炎球菌、レジオネラ尿中抗原検査は必須のようである。

不勉強を恥じ入る次第である。

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