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2008年6月23日 (月)

ジーン・ワルツ

海堂尊(かいどう たける)著「ジーン・ワルツ」(gene waltz) (新潮社)を読んだ。読むのが遅い私にしては4日間で読み上げたのは早かった。

http://www.shinchosha.co.jp/book/306571/

「美貌の産婦人科医・曾根崎理恵――人呼んで冷徹な魔女(クール・ウイッチ)。人工授精のエキスパートである彼女のもとにそれぞれの事情を抱える五人の女が集まった。神の領域を脅かす生殖医療と、人の手が及ばぬ遺伝子の悪戯がせめぎあう。『チーム・バチスタの栄光』を越えるドラマティックな衝撃があなたを襲う!」

不妊症、人工授精、妊娠、出産の危険性、奇形児、代理母。

医師臨床研修制度大学の弊害、福島県立大野病院での帝王切開手術の出血性ショック死亡例における産婦人科逮捕問題など いろいろ現代で起きている医療問題がかかれている。

海堂尊氏(1961年生)は 外科医を経て現在、病理医。作家との二足のわらじをはいている。映画にもなった「チーム・バチスタの栄光」(宝島社)をご存知の方も多いかもしれない。

http://tkj.jp/kaidou/interview01.html

これまで、「ナイチンゲールの沈黙」、「ジェネラル・ルージュの凱旋」、「螺鈿迷宮」、「ブラックペアン1998」、「死因不明社会:Aiが拓く新しい医療」を読んだことあるが、一読をお勧めする作品である。

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