テンナンショウ
10月12日月曜日
新湯入り口から新燃岳、獅子戸岳の鞍部に向かう林道沿いで見かけた花。先週、行った高千穂河原、矢岳、竜王山のルートでも見かけた。今回、途中、出会った人から、花の名前を聞かれて知りませんと返事して、気になって調べてみた。大工園 認著「霧島の花ごよみ」(南日本新聞社)によると、「5月から6月上旬に開花するサトイモ科のツクシヒトツバテンナンショウ」のようである。
茎は、蒟蒻芋にもどことなく 似ている。赤黒い色をした実の部分は不気味。
よく似た種類に「マムシグサ(蝮草)」があり、「塊茎」から漢方薬の「半夏(ハンゲ)」が抽出されるようである。
半夏厚朴湯、六君子湯、小青竜湯に含まれる「半夏」の名前は、夏至から11日目(7月2日頃)の「半夏」に生えるので、そう呼んだらしい。(「生薬単」NTS社)
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