出口のない海
横山秀夫氏(1957-)の「出口のない海-人間魚雷回天特攻作戦の悲劇」(1996)を読んだ。彼の作品を読むのは「クライマーズハイ」につぎ、2作目である。
http://shibaryo.synapse-blog.jp/shibaryo/2008/07/post-51ad.html
人間魚雷「回天」をテーマにした小説である。
2006年に当時中学3年の娘と靖国神社遊就館を見学した際、展示している人間魚雷「回天」を見た。
http://www.yasukuni.jp/~yusyukan/
2006年映画化されていて、市川海老蔵が主人公を好演している。
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=6087
人間魚雷の中は狭く、操縦も困難で、目的の敵国の戦艦を爆破することなく、死んでいった人のほうが多いのではないか。特攻の飛行機同様なんとも罪つくりの兵器を作ってくれたものである。
平和ボケしている今の社会、戦争は語り継いでいかねばならない。多くの尊い犠牲の元に戦後日本の繁栄があることを忘れてはならない。
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